難聴者とは?中途失聴者とは?
年をとったり、病気や事故、薬害などの原因で、何らかの聞こえの低下がある人々のことです。平均聴力レベルが両耳70デシベルを超えると身体障害者福祉法で「聴覚障害」になりますが、実際には約40デシベルを超えると電話やテレビの音が聞こえにくくなるなど、日常生活に支障をきたしています。特にことば(音声言語)を獲得してから聞こえを失った人たちを中途失聴者と言います。失調時期も幼児期から高齢期までと幅広く、聴力、コミュニケーション方法もまちまちです。聞こえに悩みや不安を感じている方は、高齢者を中心に1,500万人にのぼると言われています。
難聴者は聞こえるの?
- 子供の声や女性の声、またはベルやブザーが聞こえないことがあります。
→高音域あるいは低音域が聞こえないためです。
- 車や町中ではことばがよく聞こえません。テレビがついていると家族の声がわかりません
→難聴者の聞こえは周囲の音に影響されやすいのです。
- 補聴器をしていても聞こえにくいです。
→補聴器が聞きたいだけでなく周囲の不要な音も大きくするからです。
また音が大きくなってもことばの区別ができないと聞こえません。
難聴者や中途失聴者はどうやってコミュニケーションするの?
難聴者はいろいろな手段を合わせて使います。
難聴者や中途失聴者が困ることはなんでしょう?
- 何度も繰り返してもらうと嫌な顔をされるので、曖昧なままにしてしまいがちです。
- 人との会話を避けるようなるだけではなく、精神的に孤立してしまうことです。
- 聞こえないことを家族にも友人にも理解されず、誤解されたり放置されたりすることです。
- 聞こえないことの相談機関がなく、生活や仕事に必要な支援制度がわからないことです。
- 能力にあった仕事が与えられなかったり、さまざまな差別を受けることです。
難聴者や中途失聴者が求めている配慮はなんでしょう?
- 聞こえにくい、聞こえないということで、なにに困るのか周囲の理解が必要です。
- 人との会話を避けるようなるだけではなく、精神的に孤立してしまうことです。
- どうすればコミュニケーションできるか聞いてください。
- 静かなところで、顔を見ながら話してください。
- 通訳などコミュニケーションを保障する制度の充実が必要です。
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